通えば通うほど楽しい市場

nantaruichiba

小樽は市場が多いですよね。

その小樽の市場にかつての賑わいは見ることは出来ないのでしょうが、今も市民の台所として地域に根ざして、時には観光スポットとして観光客の方々を迎えています。

ちなみに私は出かけた先々であちこちの市場を覗きますが、ほぼ毎週土曜日には、決まって奥さんと南樽市場に買い物に出かけます。

新鮮な魚介類、肉、野菜、作りたての惣菜等と見て回るだけでも楽しい市場ですが、中でもやっぱり小樽は新鮮な魚介類に目が向きます。

そして、いつも市場に通っていると、その時期の“旬”のものを知ることができます。
例えば鮮魚なら、

春と秋にはシャコ、夏にはウニ(なかなか食べられませんが…)。
秋にはもちろんサンマが並び、鮭と一緒に生筋子が並びます。
寒くなってくるとタラが並び出し、冬にはニシン。
イカも夏場に並んでいたスルメイカがなくなると、寒くなってヤリイカが並び出す。

といった具合で、並んだ魚を見て、もうそんな時期かと季節を感じたりすることもあるくらいです。
それに何といっても,旬のものは安くて美味しいですからね。

加えて、市場の魅力が対面販売ですよね。
店頭で悩んでいたら、今日のおすすめを教えてくれたり、料理方法が分からない魚なんかでも、お店の方に聞けば教えてくれます。

魚や貝を捌くのが苦手なら、お店の方にたのんでみましょう。
どうもお店の人に声をかけるのが苦手という方でも、通っていれば、きっとお店の人が顔を覚えてくれます。

気がつけば、
「まいど〜、今日はなににするの〜」
「いいの入ってるよ〜」

なんて、声をかけてくれるようになるかもしれません。
すると、何だか常連になったようで、ちょっと嬉しい気分です。
ひょっとしたら、何かサービスしてくれるかも。

対面でのやり取りが苦手という方もいるかもしれませんが、もし興味があるなら是非市場に行ってみてください。
市場は通えば通うほど楽しいです。

(小梅太郎)