杉の子保育園

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 杉の子保育園は、入船1丁目にある昭和48年(1973年)開設の認可保育園である。市民生協小樽南店、名刹量徳寺の近所で町場にあるということで、ご存じの方も多いと思う。

  

 現在小樽には市立、私立(社会福祉法人、宗教法人、学校法人、NPO法人)の保育園が27園あるが、ここは社会福祉法人の運営保育園であり、私のJC、RCの大先輩である小樽商工会議所副会頭、斎田義孝氏が理事長を務めている。

 さて、ここは愚息が1歳から小樽幼稚園に入園するまでお世話になったところでもある。27年前、家内が急病で入院手術することになり、家中あたふたする中、急きょ途中入園させていただき、小樽幼稚園入園までの間お世話になった。

 当時ここは裸保育を取り入れていて、夏はパンツ一丁、冬は上が長袖シャツ、下がパンツにももひきに裸足で、園児みんな室内を走り回っていた。保育園は幼稚園と違い送迎が無いので、必ず私が園に送り届け、前述裸保育に対応できるスタイルに着替えさせ、保育士に今日もよろしくとお願いしていた。それが私の朝の大事な仕事の一つだった。

 裸保育の効果、賛否はともかくとして、夏の屋外でのパンツ一丁での泥遊びは、今でも楽しい想い出と語っている。

 さてこの場所、保育園の前はみどり美粧院の運営する理美容専修学校だったことが、最近になってわかった。とある雑談の中でわかったことなのだが、羊蹄山の麓、倶知安町で50年にわたり美容院を経営している私の教室の生徒さんが、入船十字街から下がって最初の交差点を上がったところに学校があり、そこを昭和30年代前半に卒業したというのである。

 言われた通りの場所は、現在の杉の子保育園なのだ。知り合いの美容師に聞くとやっぱりそうだという。南小樽駅下に小樽理美容専門学校があったのは知っていたが、ここも理美容学校だったとは驚きであった・・・。後に札幌市西区八軒に学校が移り、北海道美容専門学校として現在もそこで運営していると聞いている。

(斎藤仁)