小樽の街並みが一望できる展望台
商大に続く地獄坂から脇道に入り、車で5分ほど。小樽のすべてが俯瞰できる展望台に到着する。海と山と街並みが同時に見渡せる贅沢な景色だ。
旭展望台は標高190メートルに位置する小樽で有名な絶景スポットのひとつだ。道中は、険しい山道で歩いて上るのは厳しいが、車ならすぐに到着できる。夏ごろには深緑の木々に囲まれながら、秋ごろには紅葉に囲まれながらドライブできる。私が取材にいったときは、11月だったので、鮮やかな赤と黄色に色づいた紅葉を楽しみながら山頂に向かった。到着すると、やはり肌寒い。しかし、展望台から臨める景色を見て、寒さを忘れるほど感動した。
空には純白の雲。海はきれいな青。山は鮮やかな紅葉が、いっぺんに見渡すことが出来る。そして、空気がうまい。小樽の景観を一度にすべて楽しめてしまうほどの贅沢さである。
私が取材に行ったのは昼ごろだが、当然夜景もきれいなスポットである。そのため、家族連れや、カップルに人気が高い。また、毎年おたる潮まつりでは、色内埠頭から花火が打ち上げられるため、この展望台は混雑する。しかし、平日に行くぶんにはいつも空いているので、ゆっくり景色を楽しむことができる。山頂には、小屋のようなものと、ベンチがあるだけなので、双眼鏡があればぜひ持っていきたい。秋ごろには、非常に気温が低いので防寒着もお忘れなく。小樽の街並みを一望できるスポットは意外と少ないので、観光の際にはぜひどうぞ。
(拓)